結び目のない赤い糸-4
紳士
食事をするならフレンチレストランがいいか。
婦人
エッチをするなら、エンタメの充実してるラブホテルがいいな。
紳士
夜景の見える席に座って……、
婦人
夜景の見えるバスルームでシャワーを浴びて……、
紳士
赤ワインにする?白ワインにする?って彼女に訊くんだ。
婦人
ローターにする?バイブにする?って彼に迫られたりして。
紳士
ここで僕は指輪を差し出してみせる。
婦人
ここで私はコンドームをお願いする。
紳士
指輪のサイズは彼女の指にぴったりだ。
婦人
彼のサイズはほどほどに大きくて、男らしい。
紳士
結婚を前提に付き合って欲しい、と僕は彼女の手を握りしめる。
婦人
結婚を前提に付き合って欲しい、と彼が私に重なってくる。
紳士
果たしてオーケーがもらえるだろうか。
婦人
私の体がオーケーサインを出して濡れる。
紳士
彼女の部屋にも遊びに行ってみたい。
婦人
自分の中へ彼のものを招き入れる。
紳士
女性の部屋は神聖なイメージがあるもんな。
婦人
彼のイメージ通りにヴァギナとペニスが馴染んでいく。
紳士
大切にしているものとかに僕が触れたりしたら、それこそ減点だよな。
婦人
大切なクリトリスを愛撫しながら、ヴァギナの奥に愛情をくれる彼。
紳士
彼女のことを幸せにするのは僕なのか?
婦人
ペニスで突かれるたびに幸せを感じる私。
紳士
果たして男としての器はどうだ?
婦人
目の覚めるような快感の連続に、彼の器の大きさを実感する。
紳士
まだまだ一人前とは言えない。
婦人
セックスであなたのことを出世させてあげる。
紳士
それでも僕は彼女のことが好きなんだと思う。
婦人
私はやっぱりセックスが好きなんだと思う。