怨み-1
◎
ある城の中
一刀はボロボロで立っていた
「くそっ!何なんだよっ!」
「妾のペットをいじめた罰じゃ」
紅は火を一刀に放つ
一刀は剣でガードしながら後ろに下がった
「弱いのう…炎を使う小僧の方がまだ強かったぞ?」
(炎…)
「竜太に会ったのか?」
「小僧ならそこに居るぞ」
紅が指差した方を見る
!!
そこには竜太と小春の首が飾ってあった
「まさか…小春まで…」
一刀はチカラを溜めた
(竜太…小春…)
涙を流す
「ゆるさねぇっ!」
一刀は走り出した