怨み-3
「梨花!?」
(なるほどな…逃げたと思ったら….こんな奴のとこにいやがったか…)
「分かったであろう?」
「ああ…」
(死ぬ….仕方ないか…死ぬのは怖くない…竜太も小春もいるしな….でも…先生も一緒に連れていきたかったな…まぁ…仕方ない…お前でいいよ…梨花…)
一刀はチカラを溜める
(ゴミは殺しても罪にはならないよな…小春…今行くぜ…)
一刀は走り出し
剣を構える
「狐火」
紅の火が体を炙るが気にならなかった
一直線に梨花に向かう一刀
「一緒に行こう…梨花…」
ズバァ
体が炭になりながら一刀の剣は梨花の首をはねた
(結局ワタシは死ぬんだ….憎む…絶対この怨みを忘れない…)
一刀は笑顔で絶命し
梨花は血のなみだを流し一刀を見ていた