悲しみを胸に抱いて-2
「何か言うことはあるか?」
小春は首を横に振る
小春の体は所々が炭になりボロボロ崩れていた
「ならば、妾があの世におくってやろう、楽しかったぞポチよ」
紅は5本のゆびに火を灯し小春の体に突き刺すと心臓を焼いた
「ァァァァァァ……いっ…….と…う……」
(一刀…先に行ってまってるよ…竜太くんもいるんだよ…一刀…)
紅の火は小春の心の声まで焼き尽くすかの様に小春を焼いた
「記念にコレは残すかのぅ」
残ったのは小春の首から上
小春の顔は優しげだった
まるで、愛しい人を待つかの様に