鬼人と雷-6
「久々に….本気で殺したくなったぞ…」
雷太は目をギラギラさせチカラを溜める
「スパークニードル」
無数の雷の球が八郎に向かい飛んでいく
「はじけろっ!」
球は膨張し爆発すると無数の雷で出来た針を辺りに飛び散らす
「ぐぁっ!」
避けられる訳もなく無数の針は八郎に刺さった
バチバチバチバチバチ
八郎の体は麻痺し立ってるのがやっとだ
「きさまぁっ!ぐぅっ…」
飛びかかろうにも動けない八郎は雷太を睨むしか出来ない
「さっきのお前のセリフを返してやるよ、アンタに用はないんだ、死んでくれ」
雷太は雷を手に集中させた
「やめろ!」
「麒麟!」
雷で出来た麒麟は八郎を咥え空に飛ぶと八郎の体を焼き尽くす
「ァァァァァ…」
空からは八郎だったモノがボロボロと下に落ちた
「雷太さん!」
「お兄ちゃん!」
二人は雷太に駆け寄る
「お前ら救急車呼んでくれ」
そのまま雷太は意識を失った