炎が消えた日-4
「ポチの知り合いか?小僧なんのようじゃ?」
紅は竜太に問いかける
「お姉ちゃんを離せ!」
竜太は炎を手に纏った
「ダメじゃ、これは妾のペット、逃がすわけにはいかぬ」
「ペットだと!許さない!炎龍!」
竜太は炎の龍を紅に向け放った
「実力の差が分からぬか」
紅が扇子で仰ぐと炎の龍は押し返され消滅した
(マジ…!?)
ヤバイ!
竜太はありったけのチカラを手に籠めた
「爆炎龍!」
隅々に小さい玉がついている炎の龍は紅に牙を剥く
紅は9本の尻尾に火を宿した
「狐火」
紅が尻尾を振るうと火は龍に向かい飛んで行く