炎が消えた日-3
「何事じゃ?」
王座から竜太を見下ろす女
女帝 紅だ
(アイツがボスか……死んだな……)
レベルが違いすぎた
(でも…今更逃げられない…お姉ちゃんだけでも助けないと…)
「お姉ちゃんを離せ!」
竜太はズカズカと紅に近づく
鬼達は炎を警戒し後ろに下がると道を譲った
(竜太….くん…?………竜太くん!?)
小春は目を見開く
(ゆめ……?)
「竜太…くん…?何でここに…」
夢じゃないと気づく小春
竜太が紅と戦おうとしている
「竜太くん!ダメっ!逃げて!」
小春は竜太に近づこうとするが首輪の鎖は王座に繋がれている