鬼人と炎-1
◎
暗くなった公園の街灯の下
二つの影があった
「はぁ…はぁ…ヤバイっ…」
一人は息を切らした竜太
「どうしたんだい?終わりかな?」
もう一人は鬼人 名前は二郎
*
1時間前
竜太は肉まんをベンチに置くと
トイレに行き、帰ってきた
すると、ベンチに置いたはずの肉まんがない
(場所間違えたかな…?)
竜太は隣のベンチを見た
モグモグモグモグモグ
「死ね!肉まん泥棒っ!」
*
その相手が二郎だったのだ