風が止むとき-2
(こいつが親玉か…)
「あら….貴方がやったの?」
サテスは鬼達の死骸をみてそう言った
「そうだ、アタイがやった、だったらどうする?」
楓はチカラを溜めた
「お仕置きね…」
サテスは袖からお札を出し、楓は技を出した
「牙狼」
風の狼はサテスに向かっていく
「風の能力者ね…」
サテスはお札を体に貼り付けた
バチッ
サテスに噛み付こうとした狼は体に触れた瞬間姿を消した
「なに…?」
楓は動揺した
今のが楓の最強の技だったからだ
「まだまだね…チカラを出し切れてない…」