母親の仇-2
「やったー!」
「ありがとうございます…」
雷太は溜息をついた
「お前ら…演技じゃないだろうな…」
「違うよ…」
「ひどいです…」
「はぁー、分かったよ、いつまで居る気なんだ?てか、そもそも何でこの街にとどまってるんだ?家がないからだけじゃないだろ」
「鬼を倒すの…お母さんを殺した鬼を…」
「あの鬼はきっとこの街に来ます…アタシ達を追って…だから、アタシ達はこの街に居ます…移動したらアタシ達を諦めてしまうかもしれませんから…」