取り込まれる鋼-19
ドンッ!
扉が吹き飛び男が入ってきた
「貴方はあの時の…」
エレナは見覚えがあった
鋼の能力者、剛田 勝だ
「お前か鬼人の父親は?」
勝は体を鋼に変えた
「そうだよ、何か用?」
「鬼人は弱かった、だから、親玉ならもっと強いかと思って俺様がわざわざ来てやったんだ」
「それはご苦労様、でもおれっちは人間だよ?やり合う理由はないと思うけど?」
「強ければ鬼だろうと人間だろうと関係ない」
「戦闘マニアってやつ?いいよ、相手になろう」