炎と先生-4
「僕は能力者だからね」
竜太は手から少し炎を出した
「こんな子供まで…竜太くん、鬼とは関わらない方がいいわ…あっちから行きましょう」
美咲は神社とは別の方向を指差した
「いいのかな…人が襲われてるみたいだよ…」
神社からは僅かに叫び声が聞こえる
「いいの…よ…竜太くんは子供なんだから…他の能力者が助けるのを信じましょう…」
「うーん、やっぱりダメだよ!お兄ちゃんなら絶対助けに行くだろうし!先生はここに居てね!」
竜太は神社に向かい走り出した