姉妹と雷と鬼と-5
「なんだ、またお前らか」
「そうだよ!また、あたし達だよ!」
小雪は何故か雷太に懐いているみたいだ
「何かようか?」
「あの…アタシ達…お腹がすいてるんです…500円でご飯を食べられる所は何処かにありますか…?」
「コンビニでパンでも買って食え」
「コンビニ…?」
葵と小雪は首を傾げた
「お前ら…マジか?コンビニをしらねぇとか、どんだけ田舎から来たんだよ…」
「お兄ちゃん!そのコンビニに連れてってよ!」
「やだよ、人に聞いて自分達で行け」
「グスッ…120円…あげたのに…」
ギクッ
泣きそうな小雪の顔と120円のことを言われバツが悪くなった雷太は仕方なく連れて行くことにした