姉妹と雷と鬼と-2
「何やってんだ?お前…」
葵を不思議そうに見つめダルそうに話しかける男
雷の能力者 金城 雷太だ
「お姉ちゃん…」
「大丈夫」
葵は小雪を後ろに下がらせ前に庇うように立った
「あなたは何者ですか?さっきのバチバチは一体…」
葵は痺れてる手を押さえながら問いかけた
「何者って…別に何者でもない、普通の人間だ」
「今のバチバチは何ですか?」
「ああ、お前ら田舎から来たのか?」
「そうですけど…」
それがどうかしたのかと言う顔をした葵に雷太は答えた
「街にはな静電気という物があるんだ」