姉妹と雷と鬼と-18
鬼は雷太達の前まで来ると足を止めた
ガァァァアァァァ
「おい!避けろ!」
雷太は二人を押し倒すように横に飛び鬼からの攻撃を避けた
「あっぶねー!」
「怖いよ…逃げようよ…」
「無理だ、お前らの足じゃ逃げ切れねぇよ」
鬼は黄色い模様に白い体毛、翼が生えているが姿は色を除けば虎だった
「こいつも鬼なのか?神秘的な姿だし、ペガサスの仲間か何かじゃねぇか?」
「間違いなく鬼です…雷太さんは下がっていて下さい…アタシが何とかします」
葵は手から氷の粒を創り出した