鬼人と剣-7
「なんてことするんだ、ここは僕達の秘密基地なのにさ」
鬼人は少なからず怒ったみたいで勝に向かい走り出した
「こい」
勝は仁王立ちのまま鬼人を迎え入れる
「後悔するよ」
鬼人は回し蹴りを放った
回し蹴りは勝の脇腹に当たり
鬼人の足からは嫌な音が響いた
「ぐぁっ!なんて硬さだ!」
「その程度か?」
勝は手を握り締め 右ストレートを放った
バァン
鬼人の腹に当たった拳は背中から突き出るんじゃないかと思う程メリ込み、鬼人を吹き飛ばした