鬼人と剣-10
鬼人の顔は原型を留めておらずグチャグチャになっていた
それに比べて勝の拳はベッタリと血が着いているが拳は鋼の為、傷一つない
「ぶほぉっ!がはっ!ゲホッ!ゲホッ!」
鬼人は口からドロっとした血を垂れ流しバタッと倒れ動かなくなった
「終わったか、つまらなかったな」
勝は鬼人の前に立つと足を上げた
「じゃあな、ザコ」
ゴキッ!
勝が足を鬼人の頭に落とすと頭蓋骨が割れ血が床に広がった
「あの、あなたは?」
美咲は勝に訪ねたが勝は答えず地下室を出て行った
「助かったのかな…」
「そうみたい…」
一刀は美咲とエレナを連れ地下室を後にした