耐える者-3
「先生!生きてたんですね!鬼に喰われたって聞いて…俺…」
「ごめんなさい…訳があって連絡出来なくて…」
美咲は申し訳なさそうに言った
「ねぇ、何か色々と事情があるみたいだけど、また今度にしてくれないかな?」
男は一刀にそう言って美咲を急かした
「すいません、先生急いでるんですね…分かりました!先生これ俺の携帯番号です」
一刀はバックからノートを取り出すと小さく破り番号を書いて渡した
「うん、連絡するわ」
美咲は番号を受け取ると歩きだした