雪と鬼-3
「それが自分が逆らえない人間でもかい?」
「逆らえない….?」
「自分より圧倒的に強い人間に犯され監視されてたとする、果たして鬼は子供を消滅させて殺されるのを選ぶか、産んで助かる道を選ぶかどっちだと思う?」
「人間の子供を産むくらいなら…わたくしは…」
「殺されるのかい?」
「はい…」
「嘘だね、今あんたは迷った、あんたは絶対に産むよ、まぁ、でも大丈夫だよ、オイラは半分 鬼だ、人間の子供を産むほど嫌ではないはずさ」
「わたくしは…犯されるつもりはありませんよ…?」
「なんでだい?別にいいじゃないか、鬼は妊娠してから3日で子供を産む、そして産まれた子供に自分の血を与え続ければ一ヶ月程度で立派な大人の姿になる、オイラみたいにね、つまり3日我慢して血を与えてくれてればいいだけだよ?」