鎌と剣と鬼-5
「逃げるなら一緒に逃げようよ!きっと逃げきれるよ!」
(だから来るなって言ったんだ…うっとうしい…)
「ガタガタうるさいね、二人とも」
「え?杏奈ちゃん…?」
小春と一刀はいつもと雰囲気の違う杏奈に戸惑った
「杏奈!さがってろ!」
杏奈は一刀の横に立ち腕を横に伸ばした
「下がるのはあんただよ」
次の瞬間杏奈の手には鎌が握られていた
「杏奈…能力者だったのか…」
「うそ…杏奈ちゃんが…」
「分かったら下がってな」