雷と空-5
「満足はしたよぉ…だけど戦闘向きじゃないねぇ…」
「そうなんだよな…だが神は俺にこの能力を与えた…何故だか分かるか?」
「分からないねぇ…」
「それは俺が戦いを好まないからだ…でも神は俺に何かしらの能力を与えずにはいられなかった…」
「何故だい?戦いが好きな奴なら他にいくらでもいるよぉ?お前さんにわざわざ能力を与える必要があったのかぃ?」
「ああ、神は俺に生きていてほしいんだよ、だから この能力をくれた、鬼が傷ついてるうちに逃げろと言う意味でな」
「神が生きてほしいと願う人間かぁ…殺してみたくなったねぇ…」
「バカッ!言葉に気をつけろ!今も神様は空から見ているんだ…俺が危なくなったら神も黙ってはいないぞ?」