雷と空-4
「分かった…なら、俺に話しかけてみろ」
「言霊を弾く能力かなにかかい…?あたしゃ言霊なんて使えないよぉ?」
「聞いてるのかい?」
雷太は遠くを見つめている
「早くみせておくれぇ…」
*
5分後
「遠くに何かあるのかい?」
「何もないようだよぉ…?」
「目を開けて寝てるのかい…?」
*
5分後
「………………」
鬼は雷太と一緒に遠くを見つめていた
「どうだ婆さん?これがスルースキルだ、簡単に言うと無視をする能力だ」
「これがスルースキル…初めてみる能力者だねぇ…まるで独り言を話していたみたいだったよぉ…」
「だろ?満足したか?」