剣と刀-7
竜太は炎をだし一刀の剣に纏わり付かせた
炎は刀身の文字に吸い込まれていき、剣は真っ赤に染まった
「これでパワーアップしたでしょ?」
「ああ、何か強そうだぞ」
ゲラゲラゲラゲラ!
「オラっ!」
キィィィィン!
鬼は刀で防いだが刀は少し溶けていた
「すげぇ熱だ、刀が溶けたぞ」
「予想以上だよ…やっぱり神の武器は簡単には溶けないみたいだね…」
「みたいだな…これなら勝てるかも…」
ゲラゲラゲラゲラ!
キィン!キィン!キィン!キィン!
刀と剣が当たるたびに刀は溶けていき
ついにポキッと折れた
「チャンス!くらえガイコツ野郎!」
ジュワァァァァ…
剣は鬼の体を真っ二つにし、切断面はジュワジュワと骨が溶けていた
「やったー!」
「ふぅ…竜太が居なかったら死んでたぞ俺…」
「でしょ?感謝してよね!」
「お礼に肉まん買ってやる!」
「やったー!ありがとうお兄ちゃん!」
二人は笑いあいながら墓を出ていく
辺りには塵になった鬼と焦げ臭い匂いが漂っていた