炎と鬼-2
◎
夜、竜太は鬼を探しに隣町まで来ていた
(たしか….この公園に黒い鬼がいるって噂だったよね…)
竜太は辺りを見渡したが鬼の気配はない
「ねぇー!おじさん!この公園に鬼が出るって噂聞いたことある?」
竜太は公園にいたダンボールを持ったおじさんに聞いてみた
「ああ?なんだ知らないのか?ボウズ、鬼なら誰かが退治してくれたよ」
「ええ〜!本当!?」
(ああ、僕の肉まんが…)
居ないなら仕方ないと竜太は公園を出てコンビニに向かった
駄菓子屋のおじさんが前金とか言って150円くれたのだ
(おじさん…ごめん…角は明後日にはきっと…)