自分の力-3
◎
「ただいまー」
「おかえり一刀」
「………」
「………一刀…?」
「ああ、そうだ」
「ゆ、ゆ、ゆ、ゆうれい、し、し、しお」
久美子は一刀に塩を投げた
「じ、じ、じょうぶつ」
「まてまて、生きてるから」
久美子はペタペタと一刀の体を触った
「だ、だ、だ、だと思った!最初から生きてると思ってたわよ!何よ!その目は!小春ちゃんまで!」
「とりあえず飯にしようぜ」