鬼と人-1
鬼が人間界に来てから3ヶ月が経った
「あ〜あ、俺も能力者だったらなー」
アクビをしながらそう言ったのは東 一刀 (あずま いっとう)
「能力者だったらって…能力者だったとしても今と変わらず怠け者だよきっと」
幼馴染の綾瀬 小春 (あやせ こはる)はヤレヤレとため息をついた
「そんなことねーよ、能力者になったらさ!こう手からビームとかさ!」
一刀は目をキラキラさせながら手を突き出しビームを出すマネをしていた
「本当に子供なんだから一刀は」
そう言いながらも小春はそんな一刀を微笑みながら見ていた
「俺はもう17だぞ!大人だ! それより今日はうちで飯食っていけよ」
「そんなムキになんないでよ、んーそうだね一刀のお母さんの料理美味しいから食べて行こうかな!」