スパイラル-22
「パパ! お願いします、理緒の、いやらしい理緒のオマンコに突っ込んでください!」
「よし、いいぞ、理緒。パパのオチンチンでお前の淫乱マンコを鎮めてやろう。パパにしてもらえて嬉しいか、理緒?」
眉間に皺をよせて悶々としたまま、理緒は鼻にかかった吐息を漏らして身体をくねらせている。答えを求めて竹中がピンポイントでクリトリスを吸引しながら舌でせっつく。
「ぬああああああああっ!」
理緒の身体が硬直してブリッジをすると竹中の顔も股間を離れず追って決して追随の手を緩めることがなかった。
「あああああっ! 嬉しいですっ! だから、はやくぅっ!」
「それほど、して欲しいならいいだろう。それじゃ、してやる」
「あああっ! 理緒、嬉しいっ! パパのオチンチン、最高です」
最初の頃は無理やり何度も言わされたハシタナイ言葉が、今では半ば本気の言葉に変わりつつある。竹中の繰り返し行われる演技指導はいつの間にか本心のセリフとなって身についていった。
「ああっ……。こんな恰好、イヤだ……」
M字の大股を開いたまま跨るように命じられた理緒は鏡に写った自らの姿に顔をそむけた。
ベッドの脇に置かれた鏡台に向って竹中に逆騎上位で跨らされた理緒は、最初は竹中が腰を突き上げていたが、理緒が欲情の波に乗り出すと自分で動くように仕向けられた。気がつくとペニスに腰を打ちつけて淫欲に狂っている自分が鏡に写っている。
思わず目を瞑って醜い自分の姿から目を逸らせていると竹中の指が後ろから陰核をほじくり、こねる。そして催促するように理緒の腰を手で上下に振りたててゆく。
何度も止まりかけては竹中の呼び戻しで始動を開始する。手が首元に拘束されている不自由な身体で、自ら腰を振るためにはバランスをとるために目を開けなければならない。
理緒は欲情に煮えた身体に自ら腰を振りたてると、その醜態を鏡で自ら見てしまう、というジレンマに陥っていた。
「理緒のオマンコにパパのオチンチンが突き刺さっているのが見えるかい?」
「そんなイヤラシイこと……うぐっ!」
竹中は理緒の細く括れたウエストを掴んで乱暴に上下しながら、外人のように豊かな尻を腰で突き上げていった。理緒の尻は厚みも十分であり、後ろから観賞するにはもってこいだった。身体が動くたびに鏡の中で理緒のたわわな乳房が乱れ打ちになっている。
肉欲に狂いながらも、その姿に戸惑いを見せる豊満な身体で幼な顔のアンバランスな理緒を竹中は堪能していた。
「さっきよりも締め付けがきつくなってきたぞ。こういう恰好にされるのが理緒は好きなんだ」
「あっ! あっ! 違う、違いますぅ、理緒、理緒っ、あああああっ!」
困惑を与える間もなく激しい突き上げを連射すると恥じらいが薄らぎ劣情が剥き出しになってゆく。
理緒は蕩けてゆく感覚で正面を見ると、首輪を架けられ手を拘束された姿の自分が鏡に映る。自ら腰を振りたてる背徳的な行為が肉欲と相まって通常の性行為より昂ぶりがはるかに大きくなった。それは脳から侵されて逝く麻薬患者に似て自らの意思でコントロールができなくなってゆくようだ。
「パパのオチンチンが見えるか理緒」
「あっ! いいっ! 見えます、パパのオチンチン、あああっ! いやらしい……」
「どんな色だ」
「黒い、黒で……、でも、テカテカに光っているの」
「理緒のいやらしい汁で黒光りしているんだ」
「あっ! そうっ、黒光りでいやらしく光っているわっ! くうぅっ! いいっ! あっ! 逝くっ! あっ! あああっ! くわっ!」
逝き果てて崩れそうになった身体を、竹中が後ろから筋の浮かび上がった逞しい腕で抱きかかえていた。貫かれたまま竹中から延びた腕で押さえつけられた鏡の中の身体をぼんやりと見ていた。