痴漢専用車両の真実-9
プレイヤー達が茶化している横で、手島が恵里香のバッグを物色していた。
「おっ、あったあった」
恵里香の携帯電話を見つけた手島は無邪気に喜んだ。
「恵里香ちゃんて無防備だなあ。パスワード設定してないぞ。まあ、設定してても読み取っちゃう人が居るから意味ないけどね」
手島がその携帯電話をカメラモードにすると、四つん這いにされた恵里香の後ろに回った。
すると申し合わせたように、股間を通して恵里香の顔も写るように、他のプレイヤーが恵里香の頭を押さえつけた。
パシャ!パシャ!
「おお、エッチな割れ目越しにおっぱいと顔がバッチリだ。しかし、こんな画像を自分のスマホに撮影させるとは淫乱な女だなあ」
その姿勢で撮影すると、押さえつけた者達の手が写らないので、自分が故意に撮影させたようにも見える。
「さてと、どこに送ろうかな。おっ、これは有名私立幼稚園の保護者の一斉メールじゃないか?なになに、発表会の後の懇親会の議題をどうするかの意見募集だって?なんてタイムリーなんだ!これに送ったら熱烈な議論になるかもよ」
手島がEメールの履歴を見ながら恵里香に聞こえるようにつぶやいた。
「やめて―――――!」
「おっと、吃驚して送信ボタンを押しそうになったよ」
「や、やめて…」
恵里香の目が恐怖のために見開かれた。
「やめて欲しいなら頼み方があるでしょ」
「お、お願いします。やめてください」
「う〜ん、イマイチだなあ。そうだ、理紗ちゃん、こんな場合どうしたらいいか手本を見せてくれない」
まさか、浩司に犯されている自分にとばっちりが来るとは思わなかった。
しかし憎い恵里香の前でそんな事など出来るわけがない。
「はぁ、はぁ、そ、それだけは許して、はぁ、はぁ」
「そうなの。できなければ別にしなくていいよ」
その言葉に理紗は安堵の表情を浮かべた。
「でも、残念だなあ。ここまで頑張って耐えたのに、それを棒にふるなんて」
理紗の頭が一瞬真っ白になった。その容赦の無い仕打ちに、自分のした事を改めて後悔した。
理紗を後ろから犯していた浩司がイチモツを抜く。
自由になった理紗は自分のすべき事をするために、ノロノロと立ち上がり、力が抜けたようにストンと座席に座った。
もちろんそれで許してくれるはずはない。理紗は足をM字に開くと、更に秘部の中身が見えるように、自分の手でこじ開けた。
そして焦点の定まらない虚ろな目線で前を向き、感情の籠らない声を出した。
「汚れた女のおまんこで許していただけるなら…」
ここで理紗の感情が一気に昂ってきた。
見ず知らずの男の前では恐怖の余りに言えた言葉が、憎い友人が聞いていると思うと我慢が出来なかった。このあとに続く言葉は嗚咽の中で辛うじて聞きとれた。
「うっ、ううっ、あ、あたしの…うっ、お、おまんこを…うっ、こ、こうしゅう便所…として、つ、使って…下さ…い」
そこまで言って理紗は糸が切れたように「わーっ」と泣き崩れたが、それで許されるほど罪は軽くはない。
理紗は座席から引きずり降ろされると、再び四つん這いにされた。そして自分が言った通りに、公衆便所としてプレーヤー達に犯されていくのだった。