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また君に会いたい
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君とサヨナラする日1-7

久留米の言葉に、俺と園田も芽衣子の着ているノースリーブのワンピースをチラリと見た。


「有野さんって優しい顔立ちをしてるからか、普段のギャルっぽい服装よりこういう清楚な感じの方が似合いますね」


園田の言葉にすかさず反応した俺は、


「だろ!? だから俺は芽衣子に、もっと落ち着いたコンサバな服を着ろって常日頃言ってたんだ。

なのにコイツはてんで言うこときかねえでギャルっぽい格好ばかりするんだぞ」


と、文句をたれながら親指で芽衣子を指差した。


「へえ、意外。手島さんて見るからにギャルっぽい格好が好きそうなのに。

だから有野さんがギャルっぽい格好するのも手島さんの趣味だと思ってました」


「確かにギャルは大好きだけど、自分の女が露出の多い服を着るのは嫌なんだよ」


俺がそう言うと園田はニヤリと笑って、


「手島さんって結構独占欲が強いんですね」


と、俺の額を人差し指でちょんと押してきた。


……独占欲、か。


今まで付き合った女にはそんなもの微塵も持ち合わせてなかったけど、芽衣子に関してはあーだこーだ口を挟んでいたかもしれない。


露出度の高い服を着て外を歩いて欲しくなかったのは、他の野郎に芽衣子の身体を見せたくなかったっていうのが一番の理由だった。


それほど芽衣子を自分だけのものにしておきたかったんだけど、さぞかし芽衣子にとっちゃ口うるさい彼氏だったろうなと思うと今更ながら申し訳なくなってくる。


なんとなくバツが悪くなりながらも、彼女が着ているコットン素材とガーゼ素材の重ね着になっているこのワンピースをあげた時のことを思い出していた。




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