怪物への階段-6
「じゃ、あがってよ。」
家に招き入れる田口。優奈の目には一般家庭とは違った雰囲気を部屋から感じた。
「俺も色々あってさ、この家に住ませて貰っるんだよ。」
「そうなんだ…」
決して整理整頓されている訳ではない部屋だが、優奈はなんとなく落ち着く。バンドをしているとこういう部屋はよく見るからだ。座布団を渡され座る優奈。
「なんか、田口の見方変わったかも。」
「そう?俺はずっとこうだけどね。」
煙草を吸う田口。
「ビール飲めんの?」
「うん。」
田口はニコリと笑い缶ビールを手渡す。
「じゃあ激しいセックスに乾杯♪」
「何それ〜!乾杯♪」
グイッと飲む優奈。
「私には縁のないタイプだと思ってたけど、田口って私と合いそうだね!」
「俺はずっと赤城とは合うと思ってたよ?」
「へ〜。だったらもっと早く仲良くなれば良かったね。」
「だね。そしたら中学の時にヤレたかもしんないしね。」
「きっとヤラせてたよ♪」
「惜しかったなぁ。赤城はいつ初めてヤッたの?」
「中2の時に違うバンドの大学生と。打ち上げの時に酔った勢いで。」
「じゃあその大学生にセックスを教え込まれたんだ。」
「つーか、大学生達に、かな?それから打ち上げとか飲む度にみんなとしてたから。いわゆる乱交??私、ヤリマンなんだと思う。楽しければ誰としてもいいし、むしろしたいし。」
「そっか。じゃあ酒とドラッグでハイになってヤルのが楽しくて仕方なかっんだね。」
「うん。」
どんどん酔いが回る。次第に優奈の制服が乱れてくる。胸元のボタンを外し、丈の短いスカートから太股は全開だ。そして田口にベタベタとくっつき始める。
「オマエ、エロいなぁ。」
「エロいよ〜!もうヤリたくなってきたもん。」
「俺もだよ。」
田口は胸元から手を忍ばせ優奈の程よい膨らみを揉む。
「あん♪」
体を寄せ甘える優奈。
(完全なヤリマンだな、こいつ。)
全てにおいてウェルカムな状態の優奈を見てニヤリと笑う。