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痴漢専用車両へようこそ
【痴漢/痴女 官能小説】

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覗かれた優子-2

添付画像は優子が失神した画像で終わっていた。

優子は続いて気になる『動画掲示板』をクリックした。

そこの卑猥さは画像掲示板の比では無かった。

今まで静止画像で見ていたものが、音と動きが付いてくるので臨場感は全く違っていた。

「ああん、ああん、だ、だめえ、そんなエッチな声を出してないよう、ああん、ああん」

優子はパソコンから流れる喘ぎ声と、今自分が発する喘ぎ声の区別が付かないほど興奮し、さらに絶頂へと向かっていった。

「ああ、イクウ、イクウ、イクウ、あああああああん」

自分の部屋で、恥ずかしげもなく盛大に絶頂を迎えた優子だったが、この時の優子は気づいていなかった。

このサイトにゲスト会員が入室すると、自動的にライブチャットルームと繋がり、使用しているノートパソコンにカメラとマイクが内臓している場合は、連動して起動することを。

今、サイトを見ながら自慰行為をしていた生の痴態は、余すことなく閲覧者に流されいた。

しかし一人快感に酔いしれる優子はそんなことを知る由もなかった。

動画を見ながら2回目の絶頂を迎えてヒクヒクと痙攣する優子。しばらくして回復すると、次は『チャットルーム』をクリックした。

ページが変わり『チャット』の文字と、その下に『ライブチャット』の文字があった。

『ライブチャット』の文字の下には、現在このサイトを閲覧している『中村里美』『山下寛子』『各務陽子』、そして『小嶋優子』の4人のゲストの名前とは別に『ALL』の文字が点滅していた。

「何だろ?」

優子はそう言いながら、自分の名前の点滅しているリンクをクリックした。

「ひっ!な、何これ!」

パソコンの画面から自身の驚いた顔が現れ、優子が今言った声がパソコンのスピーカーからも聞こえてきたのだ。

一瞬状況が理解できなかったが、直ぐにどういうことか思い付いた。

「ま、まさか、あたしの今の画像がライブで流れてるの?」

目を見開いて驚く自分の顔を映したノートパソコンのスピーカーから男の声が流れてきた。

『そうだよ。優子ちゃん。優子ちゃんて可愛いパジャマを着てるのに凄くエロい顔でオナニーするんだね』

その声は昨日の助手の声だった。

「う、うそでしょ…」

優子は真っ赤になって、慌ててノートパソコンの画面を閉じた。

「な、なによこれ!信じられない!」

優子はしばらく怒りで動悸が治まらなかった。

マスターの優しげな雰囲気に流されていたが、ふと冷静になって考えれば、ヤツらは女性の敵の痴漢だ。信用したのがバカだった。痴漢だけでは飽き足らず卑劣な覗き魔でもあったのだ。

このまま、二度と入らないと思ったが、最後にマスターに文句を言ってやろうと思い、もう一度、パソコンを立ち上げてサイトに入っていった。

もちろん、休止状態のパソコンが立ち上がる前に、ノートパソコンの画面の縁の上部に内臓されたカメラレンズにはテープで紙を貼って、こちらの画像が流れないように処理をした。

再びチャットルームに入り、自分の名前をクリックした。すると、カメラが隠されているので、本来優子の姿が映っている部分が真っ黒になっていた。

『優子ちゃんお帰り〜。あれれ、可愛い顔が隠れちゃった』

助手の残念そうな声がパソコンから聞こえてきた。

「てめぇ、助手の手島だな」

『どうして名前がわかったの』

優子の迫力に手島はタジタジになった。

「ちょっとマスターを出しなさい?そこで見てるんでしょ。出て来なさいよ。この覗き魔め!なんであたしだけモロ画像なのよ!」

すると、予想に反して女の声が応えた。

『マスターはここには顔を出さないわよ』

「どうして、マスターってこのサイトの管理人なんでしょ」

『そうでもあるけど、マスターはこのチャットルームと画像掲示板に否定的であまり覗いてくれないのよ』

「どう言うこと?それに貴女は誰よ?」

『あたし?あたしは各務陽子よ。昨日は楽しかったわね』

「あっ、昨日のキャリアウーマン!」

『そうよ、こんばんは。で、優子ちゃん、あたしの名前のところをクリックしてくれる」

優子が言われるまま、陽子の名前が点滅しているところをクリックすると、OL風の容姿で喘いでいた陽子が、今日は昨日と違ってラフなTシャツ姿で映った。



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