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好きと言って
【女性向け 官能小説】

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世なりとも-7


その日、ハルト先輩から連絡はなかった。
翌日電話が鳴ったけど
私はなぜか通話ボタンを押せなかった。

それからハルト先輩からの連絡は一切断った。

もういいじゃん。

一言で言うとそんな気分だった。
麻子さんが心配ならずっと一緒にいてあげればいい。

もうこれ以上我慢したっていいことはないような気がする。
ハルト先輩と別れたほうが楽かもしれない。


=========
To.ハルト先輩
sb.Re:
―――――――――
ハルト先輩。電話に出なくてごめんなさい。
あれから色々考えましたがもう限界です。

別れましょう。
疲れちゃいました。
今までありがとうございました。
大好きでした。

   ☆rino☆

=========

このメールに対してハルト先輩からの返事はなかった。
自分の決断をもう迷いたくない。

ハルト先輩を断ち切るように
サークルをやめ、さくらちゃんと合コンに行ったりした。

また恋をしよう。
いくら追いかけても
いくら待っても
いくら我慢しても
ハルト先輩は私を見ていない。







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