〈三匹の牝豚〉-13
「やめてッ!!や…やめてぇぇッ!!!」
あの日、美津紀を姦した時より激しく、サロトは瑠璃子に襲い掛かっていた。
それはお気に入りの美津紀に労りが有ったとも見えるし、瑠璃子の方が興奮する肉体を持っているからだとも思える。
いずれにしろ、女性として決定的な“烙印”を焼き付けられる事には変わらない。
『お〜、あのハゲ、股間に噛み付きやがった』
「だ、誰か止めて!!止めてえ!!!」
『うへへへ……オマ〇コが見えてきたぞぉ』
サロトは、必死に隠そうと押し当てられる瑠璃子の掌を頬で押し退け、犬歯を立ててブルマに噛み付いた。伸縮性に富む丈夫な布地だったが、サロトの馬鹿力には敵わず、ビリビリに破られていく……。
肉食性の強い猿は、捕えた獲物の臓物を喰う為と、逃げられなくする為に股間から喰い破っていくが、サロトの今の姿もソレに酷似していた。
小鹿や他種族の猿などを捕えた時、その握力と腕力に物を言わせ、後ろ脚を掴んで無理矢理に開き、暴れ回るのも構わず噛み付いて喰い千切っていく。
生きたまま喰われていく断末魔の叫びの中、捕食者は食欲を満たす為に命を奪い、満足するまで所有し続ける。
そしてこの地では、圧倒的に筋力に劣る女性達は、サロト達に喰い物にされ、所有欲や性欲が満たされる間だけは監禁され続け、それが無くなれば棄てられるだけだ。
文明を持つ人間社会の中に存在する弱肉強食の世界に、か弱く美しい女性は単なる《肉》でしかなかった。
しっとりとした脂身で胸や尻を形作り、美しい顔や髪で彩られた極上肉。
美津紀も麻里子も、そして瑠璃子も……喰われて当然な美肉姉妹なのだ。
{なに嫌がってんだ?てめぇ麻里子お姉さんを見捨てるつもりかよ?}
専務の恫喝に瑠璃子は竦み、秘肉をサロトに明け渡した……興奮状態のサロトは陰毛にまで噛み付き、手でも毟り取って無毛な秘肉へと変えていく……そして目覚めた攻撃性は、瑠璃子の胸肉にまで狙いを定めた。
{ひッ………}
瑠璃子はギリギリを歯を食いしばりながら、必死に悲鳴を噛み殺していた。
もちろん、振り払いたい衝動に駈られる両腕も、押し殺している。
サロトはふがふがと鼻を鳴らして上着に噛み付くと、頭を振り乱して喰い千切り、曝け出された豊満な胸肉にむしゃぶりついた。
{ル、ルリコ……ムフッ!!ムフフ!!}
{あ"う"ぅ"!!…あ"あ"!!!}
「瑠璃子ぉッ!!…嫌あぁぁぁ!!」
前歯の抜け落ちた歯茎に扱かれた乳首は、なんとも言えぬ甘噛みの刺激に見る間に勃起し、心ならずも身体は脈打った。
揉みしだかれ、飛び出た乳首はサロトの涎の悪臭を放ち、瑠璃子の鼻腔に粘着していく。
そして、その臭いに咽ぶ呼吸も、サロトの欲望に同調していき、小刻みなものへと変化していった。