〈三匹の牝豚〉-12
{お…おぅッ!!ア〇ル舐めは気持ち良いのう……コイツはワシの便所紙の代わりとして使いたいわい……}
「!!!」
サロトの呟きに麻里子は戦き、部下達はゲラゲラと笑った。
排泄の後を、瑠璃子に舐めて洗浄して貰おうというのだから、その異常さは相当なもの……それを口に出来るサロトも、笑える部下達も、鬼畜と呼ぶだけで納まる奴らではないと、改めて恐怖した。
{酷いですねえ。そんな事したら変な病気に罹っちゃいますよ?もっと大事に扱って、たっぷりと楽しんでは……?}
{グッフフフ……ワシが楽しんだ後は、麻里子と一緒にゲリラ共の家畜になるんじゃ……どうせ用済みになったら棄てよるわい……それに、これから春奈も来るのだろう?コイツ一匹くらい、なんてコト無いわい……}
(!!!!)
某国の言語を理解出来る麻里子は身の毛が弥立ち、瑠璃子は“ハルナ”という名前に戦慄した……例え言語は違っていても、名前の発音にさしたる違いは無い……ハルナが春奈である事は瑠璃子にも解ったし、早くも手中に収めたかのような雰囲気で話すサロトに、悔しさが込み上げてきた。
{……このオヤジ、お前のコトが気に入ったとよぉ……胸もケツもデカくて、一生飼いたいそうだ……もう穴がガバガバになった麻里子は用無しだから、帰してやってもイイそうだぜ?}
専務の台詞はでっちあげだと麻里子には解る。
いや、だからこそ専務は、わざわざカメラのマイクでも拾える大きさで喋ったのだ。
[騙されて手玉に取られる間抜けな妹]
その哀れな道化となった瑠璃子を、麻里子に見せ付ける為にやっているのだ。
{写真で見る春奈より、お前の方が可愛くて好みだとよぉ?『赤ちゃんを産ませたい』んだと……嬉しいだろ?}
何度となく膣内に射精されてきた瑠璃子だが、妊娠への恐怖が薄れた訳ではない。
何時、妊娠の兆候が現れるのか、不安が消えた日は無かった。
この醜いオヤジとの間に命を宿すなど、きっと発狂してしまうに違いないと怯えたとしても、もう“運命”は決まっているのだ。
{い…嫌あぁぁッ!!!}
「!!!!」
モニターから悲鳴が聞こえた……我慢しきれなくなったサロトが起き上がり、いきなり瑠璃子に襲い掛かったのだ……突然の襲撃に瑠璃子は思わず声をあげてしまったのだが、その叫び声はサロトの凶暴性を刺激してしまった……。
{ムフッ!!ムフッ!!ムフッ!!}
{あひぃッ!!は、離し……ッ!!!}
サロトは枷の嵌められた足首を掴み、力任せに脚を拡げて股間に頭を突っ込んで、鼻息を荒くしていた。
それは瑠璃子の秘肉から発生している牝臭を嗅いでいるようだった。