入浴中の俺の日常-1
夕方近くなって家に帰ると、部活から帰ってきた妹とばったり出くわした。
「あれぇ? お兄ちゃん、部活に入ってないのに何でこんな遅いの〜?」
無視無視。
俺は妹問い掛けに答えず、扉の鍵を開けた。
「ありがとー!」
俺が玄関に入ろうとすると、妹が脇をするりと抜けていく。はぁ、と溜め息を吐きつつ俺も後に続いた。
三和土から上がり、短い廊下を歩く。洗面所で手洗いとうがいをした後、やや急な階段を上って二階の自室に行くと俺は扉に鍵を締めて部屋に入った。
俺はとりあえず服をTシャツとジーパンに着替え、ベッドに腰掛けた――
「うわっ!?」
手をついた所がぐっしょりと濡れている。恐らく朝の妹の愛液だろう。その光景を思い出すと、本能的に股間が勃ってしまった。
濡れている箇所を避けて仰向けに寝ながらち○こをしごく。10分近く経って射精すると、すでに今日散々ヤった所為で精液は水っぽい。
ティッシュを丸めて放り投げると、それはゴミ箱の角に当たって床に落ちた。
「ああ、めんどくせっ」
俺は立ち上がってそれを拾いゴミ箱に突っ込むと、ついでに飯を作りに部屋を出た。
途中風呂を洗おうと洗面所に寄る。
洗面所の引き戸を引くと、そこには妹が立っていた。シャワーから上がったところらしく、全裸で頭を拭いている。
「え! あ、ごめん」
俺はそう謝りつつも妹の体を凝視してしまう。
白く細い体には不釣り合いな程大きな胸。ピンク色の可愛らしい乳首は水で光っている。視線を下げると形の良い臍があり、更に下には申し訳程度に薄く毛の生えた陰部がある。
舐め回すようにその完璧なボディを観察していたが、はたと我に返って「ほんと、ごめん」と扉を閉めた。最後に呆気に取られたように口を開けている妹の顔だけが見えた。
さっき抜いたばかりだと言うのに、すでに俺のち○こはこれでもかとばかりにいきり立っている。俺は何とかそれを鎮めながら妹が出てくるのを待った。
数分経ち、ラフな格好に着替えた妹が出てきた。折角勃起を鎮めたところだと言うのに、その肌の露出の多さにまた興奮してしまったようでむくむくと亀頭がズボンを押す。
「もう出たよ♪」
妹が無邪気に笑いながら言うのを見て何だか罪悪感を感じてきた。
「そっか、ありがとう」
俺はそれだけ言うと逃げるように洗面所に入った。
*
風呂を洗い終え、台所に行き簡単な料理を作った。
「「いただきま〜す☆」・・・ずずっ」
俺は真っ先に味噌汁に手を付けた。中の具を摘まんで食べる・・・「箸で」って書かないと何かエロいな。
どうでも良いことを考えつつ白米を食べ、妹の話に耳を傾ける。基本部活の話だ。
「へぇ、そうなんだ」「良かったね」「はいはい」と適当に相槌を打っていると、居間の電話が鳴った。
「はい、もしもし」
『ああ、達也。母さんだけど』
「声で分かる。で、何?」
『今日は仕事が遅くまで掛かりそうだから、家に帰らないで近くのホテルに泊まることにしたの。お父さんも一緒に』
うちの親は所謂社内恋愛ってやつで、だから同じ職場で働いている。
「あっそ、分かった。今飯食ってるから切るわ」
『はいはい、じゃあね』
俺はそう言って受話器を置いた。
「ねぇ、お母さんと、お父さん帰ってこないんだって?」
いつの間にか妹が俺のすぐ横にいた。会話の内容を聞いていたらしい。
「そうだけど。それが? 月に三、四回はあるし珍しい事じゃないと思うけど・・・」
「んーん、別にぃ〜」
何だか含みのある言い方が気になったが、俺は妹を促して食卓に戻った。