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Queen Celes
【二次創作 官能小説】

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Present-3

年齢は60代前半。
ショートカットの銀色に輝く白髪に、やや日焼けした白い肌。

その黒い瞳の輝きには潤いが伴い、若人と同じといっても過言ではない。

腰には同じ鍔付の小刀を差し、両足は革製のブーツの中にくるまれていた。

顔のあちらこちらに皺が寄ってはいるものの、
実際の年齢よりも何歳か若く見える。

ドマ地方で目にする上流階級向けの灰色の正装をぴったりと着こなしつつ、

衣服の下に隠れている隆々たる筋肉の膨らみが外から直ぐに判別できる。



それは彼が若い頃から武芸や馬術といった手段で頑健な身体を維持してきた証拠であろう。


他ならぬパーティーのホスト役、
先代国王であるエドガーの父親とも遊び仲間の繋がりがあり、
この館の主でもある
“老領主”であった。







「今夜は本当に申し訳ありません。やはり、このようなパーティーでは気晴らしにはならなかったようですな・・・・しかし、本当に大丈夫ですか?どこかお疲れのようですが」



「お恥ずかしいところをお見せして申し訳ありません。でも大丈夫ですわ、お気遣いないよう」



「そうですか・・・・しかし、噂には聞いておりましたが、こうして星空の下においても王妃様の美しさは際立っておりますね」



「・・・・まぁ、お上手ね」


とはいうものの何故かセリス自身、今まで男に対して感じたことのないような気分の中にいた。目の前の男に対して、なぜか通じるような感じを受けてしまうのだ。


それは彼がセリスに対して向けてくる“微かな欲望”を含んだ視線すらも気にならなくさせるものだった。

だが相手がセリスに対して注ぐ視線がそうなるのも無理はないかもしれない。


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