切恋--涙---2
愛の首筋を伝う唇
いつのまにかブラウスの前ははだけていた
唇は愛の胸の突起にたどり着く
「・・ふぅうん!」
「感じた?」
笑いを含んだ声で翔が聞く
「恥ずかしい・・」
愛は顔を伏せる
その間にも胸を唇で愛撫しながら手は愛の体を滑り落ち
敏感な部分を曖昧な愛撫で焦らす
「ちゅっぱ、ちゅっ・・・」
「翔っ、お願い・・っ」
「なにが?」
胸を愛撫しながら翔は聞く
「・・っ触って!」
「よく言えました」
甘い蜜を垂らすそこに翔は指を這わした
「あぁん!あんっ」
「可愛い、愛。もっと聞きたい。鳴いて?」
「はぁっ、あたしばっかりっ・・・ずるいっ」
愛は翔の熱い部分に手を伸ばした
「うわっ!なにしてんの!」
「興味があって」
笑いながら愛は言う
そしてファスナーを降ろしズボンを脱がそうとした
その時
「あぁぁんっ!」
翔が指を一気に増やした
「っ・・翔!なんでぇ・・」
「やられてばっかりじゃ男がすたります」
笑う翔
・・・・あぁ、この笑顔。あと何回見れるのかな
熱い意識の中愛は思った
「・・あのさ、入れていい?」
「うん、・・・っ」
ぐずっ・・・
涙・・・・?
「愛!?・・ごめん!いやだよな!?ごめん!」
「違うっ・・・」
「愛?」
「離れたくない・・・そばにいて・・・」
ずきっ
翔の胸は痛んだ
「・・愛・・俺は・・・ご」
翔が謝りかけた時、愛はキスをした
「・・ごめん、今は聞きたくない。・・いれて?」
自分で言ったくせに
自分のバカ・・・
「・・うん。」
そんな顔しないで、翔
じゅっずじゅっ
音を立てて翔のものを飲み込んだ
「・・・平気?」
「うん・・・動いて、いいよ?」
ずんっ
翔が愛を突いた
「あっぁぁ・・あんっ・・あぁん」
「・・・愛・・」
名前を呼ぶ声
「はぁん・・ふぁぁっ」
うっすら目を開けた愛
そこには切なげな翔の顔が見えた
「はぁっ・・・愛っ・・・ん」
「翔っ、翔っ・・・やぁん・・あぁっん!あっぁぁん、ふぁっあ!」
愛の中は翔を締め付ける
体がリズムよく揺れる
その度に結合部分はぐちゅぐちゅといやらしい音をたてる
「はぁっ、愛っ・・・くっ」
翔がスピードを速め始めた
「ぃやぁ、っ・・・翔っ・あぁぁあん」
「愛・・・いい?」
「ぅっ、・・・ああっあぁっあぁぁっんん・・」
愛はかすかにうなずいた
翔は何度も深く突き上げた
ずんっ
「あっっ!!!あぁぁぁぁっっ」
「くぅっ・・・・」
一番強く突き上げたのちに2人は果てた
「「はあぁっはぁぁっ・・」」
荒い息の中前回とは少し違った
呼吸が整った頃
「愛・・」
「んん?」
「お前何も言わずに先帰るなよ?この前腕伸ばしたら愛がいなくてすんげぇショックだったんだからな?」
「あー・・ごめん。」
「男は好きな子とは終わった後も体くっつけていたいもんなの。だからもうちょっといろよな」
「うん・・」
翔の腕の中、愛はなにかに包まれている気がした
「翔・・?」
「ん?どした?寒い?」
「あたしのこと・・好き?」
「・・・・ううん。」
真顔で翔は答えた
「えっ・・・・」
愛が目を見開いた時
「愛してるよ」
上からキスが降ってきた
「・・・・ねぇ、なんで泣くのさ」
翔は笑う
「・・・っ。反則だよそんなの・・ぐずん」
「お前もな、そんなこと泣いて言われたら離せないだろ」
そういって愛を抱きしめた
先生?泣いたのはね嬉しいからと・・・寂しくなったんだ
もうすぐ、終わっちゃうんだって思ったら
こんな風に翔に抱きしめてもらうなんて、前なら考えられなかったよ
でも、あなたのいない生活は、もう考えられないよ
お願い、いかないで
翔の腕の中で、愛は泣きながら思った