オスとメス-1
僕とサナは毎日のようにあのトイレで会った。
便器に座ったサナは、まばらに陰毛が生えた肉穴を人差し指と中指で押し開き、それを見せつけるようにしながら僕の肉棒をしごいている。
肌は浅黒く健康そうで、小さな胸が身体の動きに合わせて揺れる。
乳首はきれいなピンク色だ。
頬は赤く上気し、呼吸が小刻みに荒い。
その少し肉厚な唇は唾液に濡れて色っぽい。
清楚なショートヘアが揺れ、黒目勝ちの大きな瞳で上目遣いにこちらを見ている。
「ヨシキ、気持ちいい?」
「うん、すごく気持ちいいよ、サナ…」
サナは僕をヨシキと呼ぶようになり、僕もサナを呼び捨てで呼ぶようになった。
「興奮する?あたしのおっぱいとオマンコ見て興奮する?」
「うん、する…。すごく…。」
「あたしも興奮してるよ。ヨシキのチンコしごいて興奮してるの」
サナは自分の肉穴に人差し指をゆっくりと入れ、膣内の気持ちいい部分を自分で刺激している。
抜いた人差し指にまとわりついている粘液を親指にもこすりつけると、再び人差し指を膣内に入れ、親指でクリトリスを同時に刺激するという器用なことを始めた。
「いつも…そうやってオナニーしてるの?」
「いつもはねえ…もっとすごいよおっ…はあっ…!」
僕の質問に答えたサナはビクンと身体を痙攣させると、恍惚とした表情で肉棒を見つめている。
肉棒を握っているその手の人差し指の先で、鈴口から出ているガマン汁をぬぐうと、それを亀頭に塗り付けた。
初めての出会いから、すでに二ヶ月が経っていた。
しごかれるとすぐに射精するほど早漏だった僕だけど、回数を重ねるうちに段々と抵抗力がついてきて、1分、3分、5分と射精するまでの時間が延びていった。
それはサナの力加減、それとしごく時間と休む時間の配分の絶妙さにもあった。
ペニスの硬さや力の入れ具合、表情といった要因から、射精しそうかそうでないかの状態を読みとって、しごく手の速度を調節したり、止めたりした。
サナに指示されて、イキそうになった時はグッと肛門を締め、緩め、また締めてを繰り返し、こらえた。
そのままイッてしまうことが多かったけど、うまく射精をこらえることができるとサナは褒めてくれた。
「そうそう、いい調子。すごいじゃない。だんだん、コツがつかめてきたんじゃない?」
やはり褒められると嬉しいもので、射精する快感に誘惑されながらも、頑張って次の絶頂時の手前でも肛門運動をして射精を我慢する。
何度かそれを繰り返すと、サナは申し訳なさそうに言う。
「ごめんね、我慢させちゃって。つらかったよね? 次、イキそうになったら出してもいいから」
仮性包茎だった僕のペニスは、もう仮性包茎ではなくなっていた。
このことは、僕に男としての自信みたいなものを与えてくれた。
僕は少しずつだけど、サナの身体に触れることに慣れ、また以前だったら恥ずかしくて言えない卑猥な言葉を使ったり、気おくれするような要求も言えるようになった。
「サナ、おっぱい触らせて。乳首も舐めたい」
「うん、優しくね。プリンの形が崩れないくらい優しく。それがとっても気持ちいいの」
サナはペニスを逆手に持ちかえると、便座から立ち上がった。
僕は少し前かがみになって頭を下げると、触れるか触れないかの微妙な力加減でピンクの乳首を舌先でツンツンと突いた。
「あんっ…!」
サナは小さくあえいだ。
演技ではなく、本当に感じてるという様子だった。
壊れ物に触るように両手を小さな胸に当てがい、僕は乳首を舐めた。
乳首はすぐに硬くなった。
「サナの乳首、ビンビンだね。チンポみたいに硬いよ」
僕がそう言うとサナは、普段の大胆な性格とは打って変わって恥ずかしそうにうつむいた。
恥ずかしそうなその表情がとてもかわいかった。
女の子って、こんなにかわいい生き物なんだって思った。
常に亀頭がむき出しの状態になじむのには、肉体的にも心理的にも時間がかかった。
亀頭がむき出しってことは、皮膚で守られてない、むき出しの傷口と同じようなものだと思う。
亀頭がパンツの布地に当たるのが不快でしょうがなかった。
「こういうのはね、慣れるしかないんだよね」
舌舐めずりをしたサナは何でも知ってるような口ぶりでそう言うと、亀頭に唾液を垂らしてそれを手で包み込むようにしてしごき出す。
その刺激は始めのうちは強烈で、どうしてもすぐに射精してしまう。
何度か繰り返すうちに、徐々に持続力が付いてくる。
1分以上こらえることができるようになってきた時には、だいぶ亀頭の露出状態に慣れるようになった。
僕の右手はサナの股間へと伸びていく。
興奮と刺激でグチャグチャに濡れたオマンコ。
薄い陰毛も濡れてベットリと肌に張り付いている。
ヌルヌルの温かい粘液が指に絡みつく。
造作もなく指は膣内に侵入し、熱いザラザラした肉壁をこすってみる。
「あはあんっ!」
小学生とは思えない色っぽい女の声。
サナの唇が僕の唇に重なる。
舌が口の中に入ってくる。
前に妹のアミとしたキスよりも、ずっと気持ちいい。
混ざった二人の唾液が全てを溶かしてしまうみたいだ。
サナがそっと口を離すと、二人の口を繋いだ粘液が糸を引いて伸び、そして切れた。
彼女は力が抜けたようにそのままストンと便座に座った。
二人とも口の周りが唾液だらけになっていた。
「あ…だめだ、もうイクっ…!」
「出してっ! 思いっきり出してっ!」