個別指導は恋の味-7
博士は、膣内にザラザラした部分を見つけた。
そこを一生懸命にさすってあげると、博士の頭上で遥香はくぐもった嬌声を上げて、そのまま力尽きた。
石鹸の泡だとか、ヨーグルトだとか、そういう感じの液体が遥香の体内から流れてきて、博士の腕にまとわりついている。
「気持ちよかった?」
博士に訊かれたので、痙攣がおさまらない遥香は、
「うん、あそこが、痺れちゃった……」
満足した笑顔をつくる。
しかし幼い指はまだ遥香の膣内に残されたままで、それがかすかに動きはじめたと思った瞬間、快感の余韻を引き裂く衝撃が、下から突き上げてくるのがわかった。
「きゃふっ、んくっ……」
遥香は、もうちょっとで舌を噛むところだった。
「ねえねえ、見て、ほら、手がぜんぶ入っちゃった」
声変わりも済んでいない純朴な声が、ありえない現実を告げる。
遥香は自分の下半身をのぞき込んでみて、その言葉の意味を理解した。
博士の手首から先は完全に自分の中に消えていて、それが子宮の一部に直接触れている。
「あんだめ、もう、いや、あふっ、うっ、こわれちゃう……」
遥香はとうとう立っていられなくなり、産毛を逆立てた体ごと博士に寄りかかる。
目に涙を浮かべながらも腰を振り、この異常な肉体関係を悦んで、快楽の絶頂へと上り詰めていった。
「あん、しん、じゃう、うっ……」
気を失いかけて、またすぐにアクメに向かう。
「いっ、くっ、うっ、ううっ……」
痙攣する膣で博士の手首を締めつけながら、仰け反ってふたたびイク。
「くっ、あん、また、ああ、いっちゃう、あっ、いっちゃう……」
すべてがスローモーションでありながら、走馬灯のようでもあり、遥香の全身を通り過ぎる快感は、博士の目にも鮮明に見て取れた。