個別指導は恋の味-4
ママのおっぱいを求める赤ちゃんではないけれど、何をどうしたらいいのか博士には経験がないので、とりあえず両手で触ってみた。
さすって、押して、揉んで、感触を記憶するために夢中で指を動かす。
「あんまり触りすぎると、お姉さん、エッチな気分になっちゃうから」
うっとりした声でささやく遥香に、もっともっとエッチになって欲しくて、こっちを向いている赤い突起物を指でころがしてみた。
クニャリ。
「やんっ……」
せつない快感が遥香をおそう。
「その調子でお願い……」
言われた博士本人は、いつものいたずら心に火がついて、クラスの女子をからかう要領で遥香のショーツを引っ張った。
生地が伸びて、お尻の半分がそこからのぞいている。
「そっちはまだダメ」
「こっちも見る」
「お願いだから、待って」
「待てない」
遥香の抵抗もむなしく、ショーツは持ち主の体から抜き取られてしまった。
とっさにぺたんこ座りをして陰部を隠す。
いつの間にか左右のおっぱい2つともが、博士の目に映っていた。
採点するとしたら『100おっぱい』、いいや『10000おっぱい』くらいだろう。
つきたてのお餅って、確かこんなだったような気がする──。
「お姉さんのおっぱいって、中にあんこが入ってるみたいだね」
冗談を言ってみたら、
「食べたら甘いかもね」
甘酸っぱい口臭が鼻先をくすぐってきた。
「いいこと教えてあげる」
遥香はより一層、頬を赤らめる。
「なあに?」
「女の子のあそこのことを、何て言うか知ってる?」
うむむ、とクエスチョンの顔をする博士。
「最初に『お』がつくんだけどな」
「わかんない」
博士のことが可愛い弟のように見えて、遥香は愛情をもってささやいた。
「おまんこ、って言うんだよ」
「おまんこ?」
「勉強になった?」
「なったけど、変な名前だね」
反応の初々しさに、遥香のサービス心に火がついた。