空に風が吹くように-14
朝、目を覚ますと風香は隣で幸せそうな顔で眠っていた。俺は風香を起こさないように囁いた。
「風香....やっとひとつになれたね....みんなは俺達の事を知ったら非難するだろう....でも....空に風が吹くように俺達は生まれる前から一緒だったんだ....本来の姿に戻っただけだよ....俺は誓うよ!どんな事があっても風香を守るって....だから風香は安心して俺の隣にいてくれ....」
「うん....ありがとう空弥....」
風香の声に驚いて風香の顔を見ると、風香は涙を浮かべていた。
「私....絶対離れないからね....空弥が来るなって言ってもついて行くからね....」
「バカ!何で俺がついて来るなって言うだよ!」
「だって....それならどうして私が起きている時に言ってくれなかったの?」
「だって....照れるじゃないか....」
「バカ....それでも....言ってくれなきゃ....」
風香は俺に抱きついてきた。風香の右手が降りてきて俺の砲身を軽く握った。
「朝から元気だね....昨日あれだけ私の中に出したのに....」
「勘違いするなよ....これは朝の生理現象で....」
「じゃあ....いいの?」
俺は躊躇う事なく風香を抱きしめ
「風香が悪いんだからな!朝から誘ってくるから!」そう言って風香の体を弄り始めた。