空に風が吹くように-11
「待って！私はまだ洗ってないから....ベッドで待ってて....」
「俺が洗ってやるよ！」
「そんな事してもらったら申し訳ないよ....旦那様の体を洗うのは奥さんの努めだけど....」
「バカ！いつの時代の話をしてるんだよ！」
俺はスポンジを手にすると風香の体を洗い始めた。背中から腕を洗い向きを変えさせると
「やっぱり恥ずかしいね！」顔を真っ赤にして呟いた。
「俺はガマンしたんだから風香もガマンしろよ！」
そう言って腹を洗って、残しておいたおっぱいを洗おうとした時
「そこは空弥の手で洗って....」
「いいの？」
風香は小さく頷いた。
ボディーソープを手に取り泡立てて、両手を風香のおっぱいに当てて円を描くように動かした。何度も動かしているうちに
「アッ....」
風香の口から甘い吐息が漏れ始めた。
「いつまでおっぱいを洗ってるの？」
「ゴメン....つい....」
苦笑いを浮かべながら、風香を立たせて、お尻を撫で回すように洗った後、残る場所に手を伸ばした。申し訳程度に生えているヘアを通り過ぎ、割れ目に沿って手を前後させていると、ボディーソープとは違った液体が溢れ出てきた。
「あン....」
風香が思わず漏らした嬌声に
「風香のここ..すごい事になってるね！」
そう言うと、風香は顔を赤らめ
「バカ....空弥の意地悪....」
そう言って快楽に身を任せていた。やがてガマン出来なくなった風香は
「もういいでしょう....行こう....」
「そうだな....」
俺達は急いで泡を洗い流して、タオルでお互いの体を拭いてから風香をお姫様抱っこをして、全裸のままベッドへ向かった。
ベッドの上にそっと風香を寝かせて
「風香！愛してる....」
俺はそう囁いてキスをした。その時の俺は前戯をする余裕もされる余裕もなかった。それは風香も同じようで、俺が風香の膣口にあてがい
「いい？」
そう尋ねると、風香は小さく頷いて
「いいよ....お兄ちゃん....」
そう答えた。
"お兄ちゃん"その言葉に一瞬俺の動きが止まった。風香は何故俺を"お兄ちゃん"と呼んだのか....ずっと"空弥"と呼んでいたのに....多分....それは俺を試したのだろう.....禁忌の罪を犯す覚悟があるのかと....日頃名前で呼び合っているせいで風香が妹であるという意識が薄くなっている....しかし風香は紛れもなく俺の妹である....だから風香はあえて"お兄ちゃん"って言ったのだろう....俺は罪を犯す覚悟はとうの昔に出来ている....ゆっくりと腰を前に突き出すと、俺の砲身は風香に飲み込まれていった....
「ああぁぁ....」
風香はそう声を漏らした。根元まで入れると、風香の膣壁が俺の砲身に絡みつき、柔らかく締め付けてきた。風香の膣はオーダーメイドで俺のために作ったかのように俺のにフィットした。それはかつて一つであった物が二つに分けられ、今再び一つになったかのようにフィットしていた....腰を前後に動かしているうちに、風香と一つになれた感動と、風香がもたらしてくれる快楽にすぐに射精感が襲ってきた。慌てて引き抜くと、風香は不安そうな顔で
「私の体....気持ち良くなかった？」
そう聞いてきた。
「そうじゃないんだ....良すぎてガマン出来なくなったんだ....ゴム着けてなかったし....」
「いいよ....中で出しても....」
「えっ!?」
「本当にいいよ....お兄ちゃんがそうしたいなら....中で出しても....」
風香の言葉に再び膣口にあてがうと
「だけど....覚悟してね....今日は超危険日だから....それでもいいなら....」
そう続けた。