世界昔話 ジャックと豆の木の異説-1
むかあし、むかし、北海道の最北端にジャックとお母さんが住んでました。
ジャックの家は家畜を飼って生計を立てており、いつも通り、牛乳を農協に届けるため、出かけました。
すると八百屋のおじさんに声をかけられました。
「お〜〜いジャックウウ、不思議な豆があるぞおお〜」
「なにいい〜〜?」
なんとも不気味な豆でした。トマトほどの大きさで何か不思議なオ−ラを感じました。
「ゆずってくれいい〜〜」
「いいよおお〜〜〜」
あっさりゆずってくれました。でも、お礼に牛乳をすべてあげました。すると、おじさんは不思議な豆をもうひとつくれました。
ジャックは農協にいきさつを説明し、牛乳のかわりに豆をひとつ渡し、それで豆乳をつくるようお願いしました。農協の人は頭に血が上りましたが、あきらめました。
家にもどると、お母さんはカンカンです。
「このうすばかやろうううう〜〜!」
豆を外に投げつけました。ジャックはその日、夕食抜きになりました。
次の日、何ということでしょう。豆の木が標高4000mまで伸びてました。しかもそこから青森方面へ真横に伸びており、再び青森港に向かって下に伸び、巨大な鉄棒のような姿になってました。
一方ヒマラヤ山脈の大男たちがそれを見てました。みんな豆の木に引っ越してきました。
そうとも知らず、ジャックは豆の木に登りました。しかし、あまりにも高すぎます。仮面ラ○ダ−に頼んで一気にあがるようにお願いしました。しかし、一回目は頂上まで届きませんでした。ごめんラ○ダ−になってしまいました。でも、2回目は成功しました。
頂上にあがると、すでに大男が文明をつくっており、近代化してました。大男のも家畜の牛を飼っており、いたるところに牛舎があります。大男の存在を知らないジャックは牛を盗もうとしました。すると・・・・
「だれだああ〜牛をもっていくやつはあ〜〜」
ジャックはびっくりして、あわてて逃げました。そのはずみで足を踏みはずし、青森湾に転落しました。しかし、水泳が得意なジャックは、そのまま直滑降で海に飛び込み、まぬがれました。しかし、海の中のマグロと衝突してしまいました。
「どこ見て泳いでるんだああ〜〜」
マグロは怒りました。しかし、ジャックは逆切れしてマグロにカウンタ−パンチをいれ、豆の木の頂上につれていってもらうよう、トビウオに連絡するよう命じました。トビウオのバケモノのようトビウオはジャックを乗せて空を飛び、再び豆の木の上へ到着し、トビウオはそのまま食料になりました。
ジャックは牛舎のなかの一番ミルクが出そうないい牛たちを発見しました。ジャックは牛たちにロ−ラ−スケ−トを履かせ、こっそりと持っていこうとしたときです。
「こらああ〜〜〜」
また大男に見つかってしまいました。ジャックは牛たちをお尻から空気銃でうって、牛たちが時速200Km/hで北海道方面へ走っていきました。ロ−ラ−スケ−トが耐えられるかどうか心配です。牛たちは自分たちの立場が理解できませんでした。
ジャックは牛の上に乗っかっていましたがあっという間に北海道付近まできました。
しかし、4000mの高さから降りなければなりません。大男はだんだん近づいてきます。
そのころ、ジャックのお母さんは広大なトランポリンを準備してました。ジャックの姿をモニタ−で確認し、すぐ飛びおりるよう、支持しました。ジャックは牛にも事情を説明し、みんなで飛び降りました。
「モウ〜〜〜〜〜」
牛は、飛び降りるのがはじめてらしく、怖さを知らなかったため、意外とスム−ズに降りられました。ジャックも無事です。しかし、大男も飛び降りてきました。でも、トランポリンが重さに耐えられず、やぶけて、大男は地面にぶつかり、気絶してしまいました。
ジャックは歴代仮面ラ○ダ−と、ごめんラ○ダ−にお願いをして再び大男を豆の木の頂上に運びました。これでやれやれ、ジャックとお母さんは祝杯をあげました。
次の日、大男から盗んだ立派な牛から牛乳をしぼり、ジャックは農協へ行きました。しかし、農協はジャックからもらった不思議な豆で、豆乳をばんばん生産しており、ジャックの牛乳は売れなくなりましたとさ。
(すべてフィクションです)