ヤングアダルト-2 夕方、久美子が仕事が終わるのを待った。 「おねえちゃん、ごめんなさい。」晴之は久美子に謝った。 「うん。」久美子は涙を浮かべて晴之を抱き寄せた。 「辛かったね。大人って嫌ね。でもハルちゃんも大人だから。」久美子は力いっぱい抱きしめた。 懐かしい久美子の化粧の香りがした。