8-4
なかなか優秀な反応を見せるものだなと、男はふくみ笑いをして、目障りなブラジャーを一気にずり上げる。
予想通りの白い肌が見事な体型をつくっていた。
ローターをそこへ持っていく。
「うん、むん、ううっ……」
乳房の外から円を描きながら中心へ向かわせて、そこに命中させてやる。
「ああっ」
そのとき、優子にしか見えない景色が瞼に浮かんだ。
両脚をしょんぼりと折りたたんで、結露が下半身を濡らしているような感覚に堕ちていった。
「逝ったのか?」
ようやく男がしゃべった。
優子は弱々しい首の動きで否定する。
「それなら確かめてやる」
男は優子の腰からショートパンツを脱がして、タイツを抜き、ショーツのデザインを視線で舐めた。
おそらくリボンの裏側に恥毛があり、その下のシームの幅とおなじサイズで陰唇があるのだろう。
クリトリスは、ここだ──。
男の指先に確かな感触があった。
推測した通りの場所に肉の芽があり、そこをかるく押してやる。
「ああ、だめ、いや……」
濡れたショーツが湯気をたてている。
「おなじ媚薬を俺も飲んでいる」
男はズボンを脱いだ。ボクサーブリーフの前が尖っているのを目視する。ふと可笑しくなった。
さらに下着を脱ぎ捨てると、成長したペニスがあらわれた。
それこそが男の最大の武器であり、コンプレックスでもあった。
優子からは見えない存在が、彼女の口を犯していく。
じゅぱっ、じゅぱっ、と飛び散る音が倉庫内に響いていた。
優子の頬が妖しくふくらむのが見える。
男の足が優子のショーツを器用に脱がせて、投げ捨てる。
膝を立ててフェラチオをする優子の局部は見えないが、そこから溢れる蜜の糸は確認できた。
調教台の座面が水びたしになっている。
優子のテクニックが優れているのか、それとも媚薬との相性がいいのか、男は数回腰を振っただけで、あっという間に射精してしまった。
優子は口の中の液体をすべて飲み込んだ。
「けほ、けほ……」
生臭さにむせながらも、優子は精液の味に快感をおぼえていた。
膣が疼いて仕方がないのだ。