女教師の過去 1-14
近藤の挿入が次第に速さを増していく。揺れ始める紗耶香の体。それまで雲の上でフワフワしていた気分だったが、振動で雲から落ちたような感覚を覚えた。
(やだ、地震…!?)
ドキッとした紗耶香。その驚きで意識が戻り始める。ゆっくりと目を開ける紗耶香は視界がぼやける。そしてゆっくりと焦点が合ってくると夢と現実の狭間で何が起きているか良く分からずボーッとする。
(あれ?ここは…?雲から落ちたのかな…)
ボーッとしながらまだ酔いが回っている紗耶香の意識は麻痺している。
(あれ?先輩達がいる…。何で先輩達がいるの…?あ、そうか…試合の後に飲みに来たんだ…。)
少しずつ現実を思い出す。
(先輩達、何で私を見てるのかな…。な、何で裸なの…?あんないやらしい顔して、やぁだ…)
まだ微妙にぼやける視界でボーッとしながら視線を変えると近藤が見えた。
(近藤さん、何してるの…?)
ニヤニヤしながら体を動かす近藤を見つめているうちに視力がはっきりと戻る。
「近藤…さん…?」
そう呟いた瞬間、全身を襲う性的快感に気付く。
「あっああん…!」
快感に顔を歪め体をのけ反らす。
「榊原〜、ようやくお目覚めか。フフフ…!」
「えっ…?」
目を見開く紗耶香。今起きている現実に酔いも覚める程に震撼する。
「な、何で!?な、何してるんですか…!?あっ…ああん!」
近藤とセックスをしている自分に気付く。しかも他の4人の前で、だ。
「や、止めて!?止めて下さい!な、何してるんですか…!?あっ、ああん!嫌っ!」
恐怖を感じる紗耶香。しかし酔いのけだるさで体にうまく力が入らない。
「榊原〜、気持ちいいなぁ、お前のマンコ。最高だぜ!」
腰を掴みガンガンペニスを挿入してくる近藤を怯えた目で見つめる。
「止めて下さい…!止め…ああん!ああん!」
快感が我慢できない。意味も分からずセックスされ混乱する紗耶香。
「お前も気持ちいいだろう?バドミントンもいいけど、セックスはもっといいだろ?へへへ!」
「な、何言ってるんですか!?止めてっっ!」
まだ夢の中なのかとも思ったが、そんな事を信じるには虚しくなる程のリアルな感覚に紗耶香は必死で逃げようとする。
「おい、嫌がるなよ!お前が全国3位になれたのは誰のおかげだ?あの塩川礼子と善戦出来たのは誰のおかげだ?孤立してたお前に協力してやった俺達のおかげだよな?そのお礼をもらってるんだろ?」
「な、何よそれ!?酔いつぶれたとこをヤルなんて、卑怯よ!!ああん…!」
「バーカ!男5人の前で酔いつぶれるお前が悪いんだよ。こっちはバドミントンしてプルンプルン揺れるオッパイやムチムチした太股をいつも見せ付けられてムラムラさせられてたんだ。そんな飢えた野獣を前に酔って潰れるなんて隙がありすぎだよ。」
「そ、そんな目で見てたの…?」
「ああ。いつもお前とヤル事ばかり考えてたのさ、俺達はね。」
ショックを受ける紗耶香。何でも協力的だった近藤達に安心し過ぎていた自分を悔やむ。5人の視線は完全に美味しい獲物を前にした野獣のような視線だ。飼い犬が急に狼になったかのような状況に恐ろしくなる紗耶香だったがもう遅い。もう既に狼に犯されている自分を知る。