お姉ちゃん…-6
もう腹を決めて俺はお姉ちゃんと向き合う事を決めました。
「お姉ちゃん、何から教えればいいのかな??」
「な、何からって…キス?」
「き、キス!?」
ソコからかよ!…そう驚きました。俺達は普通の恋人同士じゃないんだぞって感じです。姉弟のキスって…。
「物事には順番ってものがあるでしょ!?い、いきなり胸やそういう所を触ってくるってどうかと思うけど?」
「そ、そりゃそうだけど…」
「恋人同士だろうが姉弟だろうが、ムードってあるでしょ?姉弟だからってこういう事に手を抜かないでほしいわ。」
「ご、ごめん…」
思わず謝ってしまう俺。しかしいざキスするとなるとどうもギクシャクしてしまいます。そんな俺にお姉ちゃんが気遣いを見せました。
「隼人…」
目を閉じ唇をちょっと突き出しました。そんなお姉ちゃんの顔を見てふと思いました。
(お姉ちゃんてこんな可愛らしい顔するんだ…。)
お姉ちゃんにこんな乙女な一面があるとは知りませんでした。でも良く考えれば来年はもう高校生です。キスだってセックスだって普通にしてもおかしくない年頃です。お姉ちゃんも確実に大人に近づいているんだな、そう感じました。
しかし俺だって経験あると言っても理央さん一人です。姉とは言え女の子のキス顔が目の前にあると緊張します。
(でもプルンてしてて可愛い唇だなぁ…。まだ誰にも荒らされてない唇…。知らない奴に奪われるんだったら弟の俺が奪っておくべきなのかなぁ…)
女の子の唇は卑怯です。見つめれば見つめる程に煩悩が働いてきます。もしこの誰にも荒らされてないプルンプルンな唇でチンポを挟まれたら…そこまで妄想させられてしまいます。最終的には、お姉ちゃんだって女だし…、そう思ってしまった俺はお姉ちゃんの唇を奪ってしまいました。禁断の扉を開いてしまいました。