幼児返りタイム 前編-3
龍の口が離れた時、真雪はうっとりしたようなため息をついた。そして柔らかく龍の背中に腕を回した。
龍はもう一度、真雪の口を塞いだ。そして激しく交差させながら舌同士を絡み合わせた。
んんっ、と小さく呻きながら、真雪は愛する龍の熱い口づけに身を震わせた。
二人は立ち上がり、お互いのシャツを脱がせ合った。そして下着だけの姿になると、龍は真雪をゆっくりと抱きしめ、背中を優しく撫でながらブラのホックを外した。
「龍……」真雪は泣きそうな顔で龍の目を見つめた。
「真雪、好きだ……」龍はそう言って彼女のブラを腕から抜き取り、また背中に腕を回して熱いキスをした。
二人の身体は一つになったままベッドに倒れ込んだ。
龍は真雪の豊かな乳房を愛し始めた。右の乳首をくわえて、左の乳房を手のひらでさすった。
「あああん……」
いつものように龍の唇が真雪の身体をゆっくりと味わいながら這い下り、彼女のショーツが静かに龍の手によって脱がされると、真雪の身体はどんどん熱くなっていった。
「ああ、龍……」
真雪がうっとりした声を出し、秘部をその舌と唇で愛し始めた龍の頭をそっと両手で包んだ。
龍は時間を掛けて真雪の中心を慈しんだ。いつしか真雪の中から溢れ出た雫がシーツをしっとりと濡らしていた。
真雪が上気した顔を上げた。「今度はあたしの番だよ、龍」
龍はにっこりと笑ってうなずいた。
真雪は仰向けになった龍の黒い下着を脱がせると、勢いよく跳ね上がった彼のものを両手でそっと包み込んでその先端に舌を這わせ始めた。
「うっ……」
龍はびくん、と身体を硬直させた。
真雪の口の中に、龍のペニスがすっぽりと吸い込まれた。そして彼女の舌は、その全てをくまなく舐め上げた。
龍は快感に顔をゆがめ、真雪の頬を両手で押さえた。
「ま、真雪、も、もう……」
真雪は龍のペニスから口を離し、上目遣いで龍を見て微笑んだ。
「繋がる? 龍」
「うん」龍は恥じらったように顔を赤らめた。
龍はベッド脇の小さなサイドボードからプラスチックの小さな包みを取り出し、中にあった薄いゴムを自分のペニスにするすると被せた。そしてその先端に自分の唾液を塗りつけた。
「ごめんね、龍」
「え? 何が?」
「面倒なことさせちゃって……」
「全然平気だよ」
龍は微笑みながら仰向けになった真雪にそっと身体を重ねた。そして真雪の両脚を持ち上げ、ペニスの先端をそっと彼女の谷間に宛がった。
「龍、来て……」