Portrait-21
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「―――んはぁ・・・んん・・・っっ・・・」
最初にアウザーがセリスの中に押し入ってからどれだけの時間がたったのだろうか。
今セリスは壁にかかる自らの絵同様の情景の中にいた。
ソファの上で何度も姿勢を変えた末、
ソファに腰を下ろすアウザーの上に跨がるように自らの腰を沈めている。
左乳房には後ろからアウザーの分厚い左手がもみしだき、乳首がそのたびにせりあがる。
アウザーの掌の中にすっぽりと収まった形だった。
当初は筆、続いてアウザーの肉棒が何度か入ってきた“青い薔薇”。
今はアウザーの右手の指3本が沈みこんでいる。
―――ビュビュッ・・・・ビュビュ・・・ビュッ
掬い上げるようにして指を動かし“薔薇”の中をかき混ぜるのにあわせて、
絶え間なく生暖かい蜜が吹き出し床面に飛び散る。
そして腕輪で固定されたセリスの両手首は高々と掲げられ、
その腕の間に入り込みようにセリスの右肩口からアウザーが顔をのぞかせていた。
そしてアウザーの顔に自らの顔を近づけるセリスは、
舌先を伸ばしてくる相手に対して自らも舌を伸ばし 生々しい水音を響かせながら舌を絡めあっていた。
―――ピチャピチャ・・・ピチャピチャ・・・・・
「んん・・・・んん・・・」
「んぅ・・・ま、まだなの?」
「ん・・・・?」
「早く・・・・早く、突き入れて・・・・」
セリスは囁くように相手に哀願し、
自らの背中に当たっている快復途上の肉棒を感じつつ腰を前後左右にくねらせた。