Portrait-2
「・・・・これは」
「いかがですか?」
「・・・なるほど、構図といい色合いといい、まさに肖像画以上の傑作となるだろうな。とても想像で描いたものとは思えんよ」
「恐らくこれを現実に再現することができるならば、絵画以上の感動を得られるでしょうな」
「ふむ・・・・・」
「・・・いや寧ろ絵だけでなく、オリジナルの方もこれを機会に堪能してみられては」
「・・・・・・」
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「―――――君とこうして向かい合って酒を飲むのも、本当に久しぶりだな。いつ以来かな」
「そうだな・・・世界崩壊から8年は経っているんじゃないか?」
「以前は誰かまわず女を口説いていた女好きが、いつのまにやら美しい王妃まで得ているとは。全く世の中分からんよ」
「もっとも女好きという点ではお互い様ではないか?」
「はは、それは言えているな」
「ハハハ・・・・・」